どうもー!でめきんです。
今回は発酵マットのガス抜きについてお話したいと思います。
発酵マットってなに?
ヘラクレスオオカブトに限らず、世界中のカブトムシに産卵させるときに必ず必要となるのが発酵マットです。一部のクワガタにも使用できます。
発酵マットとはその名の通り発酵している土です。朽ち木や枯れ葉などが微生物や菌によって分解されて発酵しているんですね。それは自然界では至って普通のことです。
発酵していることによってカブトムシの幼虫が成長するのに必要な栄養素を豊富に含んでいます。
ただし市販されている発酵マットには幼虫の成長をさらに促進するために添加物が入っていることが多いです。この添加物によって発酵も促進されます。よってガス抜きが必要となります。
ガス抜きとは?
ガス抜きとは、再発酵と言って発酵マットを分解している微生物の活動が活発になりすぎてガスが過剰に発生しマットが熱を持つのを防ぐ作業です。
ガス抜きしないとどうなる?
飼育ケース内の温度が高くなり幼虫が死んでしまいます。
再発酵することによって発酵マットの温度が上がり飼育ケース内部では60度近くまで上昇することもあるそうです。
そんな高い温度になってしまったらもちろん幼虫は死んでしまいますよね。
ガス抜きが必要ない発酵マットもありますが、念のため全ての発酵マットでガス抜きは行った方が良いです。
ガス抜きの方法は?
カブトムシ飼育において必ず行っておきたい作業 ガス抜き ですがそのやり方をご紹介します。
- 大きな容器に発酵マットを広げる
- 空気とマットがまんべんなく混ざるようにかき混ぜる
- 1日~2日ほど風通しの良い日陰に放置
順を追って解説します。
まず衣装ケースなどの大きな容器にマットを広げます。大きな容器がない場合は新聞紙やブルーシートでも代用可能です。

次にマット全体に空気が触れるようにかき混ぜます。
このときに大きな木の塊や枯れ葉が混ざっていたら取り除いておきましょう。
満足いくまでかき混ぜたらそのまま日陰に放置しておきます。1日~2日置いておけば大丈夫でしょう。
手のあいたときに定期的にかき混ぜてあげるとさらに安心ですね。
購入し開封したばかりのマットは発酵して刺激臭を放っていることがありますが、ガス抜きをして山の土の良い匂いに変わったら完成です。
放置しておく場所ですが、大体の方は庭やベランダになると思います。そのような外に置いておくと高確率でコバエが集まってきます。
そのまま放っておくとコバエに産卵されてあとで大変なことになりますので、できれば室内か、どうしても外になる場合は新聞紙や不織布で蓋をしてコバエが入ってこないように対策が必要です。
以上!ガス抜きについてでした!
ではではー!!
コメント
[…] 産卵セットを作る前にまずやらなければいけないことがあります。それはマットのガス抜きです。ガス抜きについては「ガス抜きとは? ~ヘラクレスオオカブト~」をご覧ください。 […]